2008-04-08

平成9年度 林業(2/10)

■問題
森林は、その(①  )作用によって大気中の(②  )を大量に吸収し、有機物化して蓄積している。全世界の森林が保有する(③  )の量は、土壌有機物も勘定に入れれば、大気中のそれの2倍にも当たる計算となり、この意味で森林は(③  )の貯蔵庫といえる。安定した森林では、(①  )で取り込むのと同量の(③  )が、(④  )や(⑤  )によって大気に戻されるのが本来の姿である。
 しかし、地球の人口はますます増加し、その増加人口の90%が熱帯域に多い途上国に集中しているが、こうした人口急増に伴う(⑥  )や(⑦  )のため、途上国を中心に急激に進む(⑧  )によって、大気への(③  )の放出量は吸収量を大きく上回る現状にある。森林消失面積は毎年1540万ha(1分間に29haずつ)に達しており、(⑧  )によって大気中に放出される(③  )の量は年間30億トン、それは(⑨  )による年間60億トンの半分と概算されている。
 一方、大気中の(②  )濃度が上昇すれば、森林がその分だけ盛んに(①  )し、その濃度引き下げに働くことが期待される。森林はその意味で(②  )の自動制御装置とも言える。しかし、それに働くべき森林が減少してしまっては問題にならないのである。

■解答
①光合成 ②二酸化炭素 ③炭素 ④呼吸 ⑤分解 ⑥農地開発 ⑦薪炭材採取 ⑧森林破壊 ⑨化石燃料燃焼

■MEMO
途上国における燃料の大部分は薪や炭などの木質系のものである

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